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2017年5月

生成不純文学

生成不純文学 単行本(ソフトカバー) – 2017/2/24
木下 古栗 (著)
単行本(ソフトカバー): 184ページ
出版社: 集英社 (2017/2/24)
言語: 日本語
ISBN-10: 4087710289
ISBN-13: 978-4087710281
発売日: 2017/2/24

久方ぶりの星一つ。
読むんじゃなかった。
救いはページ数が少ないので読むのに時間がかからなかったことかな。
短編集で収録作は以下の通り。
「虹色ノート」
「人間性の宝石 茂林健二郎」
「泡沫の遺伝子」
「生成不純文学」
コメントするのも面倒ですが、二度と読まないためのメモとして残します。

まず、取り上げる題材が下ネタばかりで気持ちが悪いです。
あと、ストーリー展開に一貫性が無く、なんとも不可解。
最後に文体も単調でわざとらしくて好ましくありません。

竹蔵

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人工知能と経済の未来

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書) 新書 – 2016/7/21
井上 智洋 (著)
新書: 256ページ
出版社: 文藝春秋 (2016/7/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 4166610910
ISBN-13: 978-4166610914
発売日: 2016/7/21

AI開発の歴史に軽く触れながら、AI開発の現状のトピックを織り交ぜでAIの将来を展望しています。
著者の立ち位置は、汎用AIは結構難しいけど、専用AIでも生産性は飛躍的に2030年ころに高まっていて、失業者は大幅に増えているだろうというもの。
竹蔵も感覚的には同じ意見です。
その予想を踏まえて、マクロ経済学者としての見通しと、今後起こり得る大量失業に対しての政策として、ベーシックインカムを推しています。
竹蔵もスイスでのベーシックインカムの国民投票が否決されたのは知ってましたが、北欧でも検討されていることは知りませんでした。北欧は現状でもベーシックインカムに近い税制・福祉政策を行っているので、実験的にベーシックインカムが行われることに非常に興味があります。
ベーシックインカムのことをヘリコプターマネーと言っていますが、ちょっとニュアンスが異なるのかなと思います。要は財源をちゃんと用意するのか、金融政策だけでやっちゃうのか・・・
いづれにしても、現状認識、論理性共に良く書けていると思います。
竹蔵は2030年ころには多分働いていない(働けていない)と思いますので、まあ、他人事の面白いお話として読めましたが、若い人はどのように考えるのでしょうか?
「AIの開発を規制する」、「格差対策を検討する」、「社会保障制度を検討する」などの具体的な政策論議を始めないといけない時期かと思います。

竹蔵

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米中戦争

米中戦争 そのとき日本は (講談社現代新書) 新書 – 2016/11/16
渡部 悦和 (著)
新書: 256ページ
出版社: 講談社 (2016/11/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062884003
ISBN-13: 978-4062884006
発売日: 2016/11/16

刺激的な内容を煽ることなく論理的に分析している良書だと思います。
基本的には米国のランド研究所のシミュレーション結果に基づいて書かれていますが、今まで知らなかったことも多く、勉強になりました。
中国が海洋進出しようとすると日本列島を含む第一列島線を突破しなければならない現状を踏まえるとともに、覇権国家を争い近い将来米中が合対峙する可能性を上げながら、現状での戦力分析をスコアカード形式でわかりやすく解説してくれています。
シミュレーションとして、南沙諸島、台湾、尖閣などの結果が挙げられており、現在でも台湾有事の際には米国は不利であることが示されています。
それよりももっと衝撃的なのは、米国は中国のミサイル攻撃の第一撃を避けるため、第一列島線から退避するのが、基本戦略であることです。
米国が反転攻勢に出るまでは自力で持ちこたえなければならない・・・
憲法議論が賑やかしくなってきましたが、こういった分析結果を基に、日本も対応を冷静に検討する時期に来ているのかもしれません。

竹蔵

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有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む

有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 (torch comics) コミックス – 2015/9/11
ドリヤス工場 (著)
コミック: 266ページ
出版社: リイド社 (2015/9/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 484584415X
ISBN-13: 978-4845844159
発売日: 2015/9/11

【収録作品】
太宰治「人間失格」
中島敦「山月記」
梶井基次郎「檸檬」
森鴎外「舞姫」
坂口安吾「桜の森の満開の下」
フランツ・カフカ「変身」
宮沢賢治「注文の多い料理店」
永井荷風「濹東綺譚」
泉鏡花「高野聖」
夏目漱石「三四郎」
アンデルセン「雪の女王」
芥川龍之介「羅生門」
田山花袋「蒲団」
幸田露伴「五重塔」
新美南吉「ごん狐」
樋口一葉「たけくらべ」
魯迅「阿Q正伝」
伊藤左千夫「野菊の墓」
トルストイ「イワンのばか」
エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」
菊池寛「恩讐の彼方に」
二葉亭四迷「浮雲」
グリム兄弟「ラプンツェル」
夢野久作「ドグラ・マグラ」
堀辰雄「風立ちぬ」(単行本描き下ろし)

名作も10ページほどのマンガになるとなんと味気ないことか・・・
改めて小説は文体や雰囲気が大切だということを認識した次第です。
速読で小説を読むようなもので、目的と手段がずれている。
ということで、発想は面白いと思ったのですが、残念な結果でした。
せめて各小説によって絵やタッチが違っていると良かったのかもしれません。

竹蔵

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歯は残せ

歯は残せ―知らないと怖いインプラント 単行本 – 2009/7
岩田 有弘 (著), 相澤 るつ子 (イラスト)
単行本: 163ページ
出版社: 文溪堂 (2009/07)
言語: 日本語
ISBN-10: 4894236397
ISBN-13: 978-4894236394
発売日: 2009/07

歯医者さんで定期的な歯のクリーニングをして頂いたときに、虫歯が発見され治療をすることに。
神経を抜いていることと歯周病で根が浅くなっていることから、抜歯を提案されるのではという恐れがあり、急遽本書を読みました。
現在の保険制度の下での歯科の経営的な視点から、時間がかかる割には実入りが少ない歯を残す治療を提案することも難しさが書かれていまくるりす。
どうしても抜歯しなければならない場合でも、インプラントは費用もかかる上にその後の治療が難しいなどの問題点も書かれています。
インプラントにする場合、CTなどをちゃっと取って歯の骨を分析したうえでどのように治療するかなどを丁寧にやってくれる歯科医を選ぶ必要があることを学びました。
ちょっと残念だったのは、各種の治療に関しての詳細な説明がなかったところや、自説にこだわりすぎているきらいがあったことです。

さて、歯の治療ですが、とりあえず被せものを取った後に虫歯を削って、薬で完全にきれいにできるか様子を見ているところです。抜かなくていいとよいなあ~

竹蔵

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ハーバードの人生が変わる東洋哲学

ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション) 単行本(ソフトカバー) – 2016/4/22
マイケル・ピュエット (著), クリスティーン・グロス=ロー (著), 熊谷淳子 (翻訳)
単行本(ソフトカバー): 245ページ
出版社: 早川書房 (2016/4/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4152096128
ISBN-13: 978-4152096128
発売日: 2016/4/22

孔子、荘子、墨子、老子、荀子・・・
東洋哲学ではなくて中国哲学入門という感じです。
自我を全ての中心に据えて唯一神との絶対的な関係性を良しとする西洋哲学に比べ、中国哲学は道との相対的なものととらえるという大きな違いが理解できました。
どっちが幸せというのは判定しづらいですが、どちらもメリット・デメリットがある気がします。
哲学が人が幸せになることを目的とするならば、良いとこどりがよいのかもしれません。
孔子の礼に対しての考えが、以前読んだ千利休の茶の湯の精神と同じ気がしました。
何事も、澱んだり、儀礼化したりすればよいところは失われてしまうということ、頭の片隅に残しておくようにします。

竹蔵


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