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2017年12月

お金2.0 新しい経済のルールと生き方

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) 単行本 – 2017/11/30
佐藤 航陽 (著)
単行本: 263ページ
出版社: 幻冬舎 (2017/11/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4344032152
ISBN-13: 978-4344032156
発売日: 2017/11/30

中央銀行が保有する金の量に基づいてお金の発行量をコントロールしはじめた金本位制が200年前、金の担保が無くなったのが80年前。
今、お金の信用は中央銀行の信用のみに依存している。
これがブロックチェーンで必要なくなる。
そうすると・・・
世の中は、お金と欲望とテクノロジーで動いているという観察は達観。
ちょっとテクノロジーが協調されているような気がしますが、テクノロジーによるパラダイムシフトによりお金と人との関わり方が変わるという点では正論。
お金を商品としてやり取りする金融経済が実際の生活を行う実態経済の10倍近くあるということ自体の異常さから、その揺り戻しは確実にあると思います。
それが著者の予想している「価値に基づく経済」に移行するまでにはいろいろと曲折がある気がします。
それは、人が果てしない欲望を持つ壊れた存在だからであって、お金とのかかわり方が変わるだけでは価値のコンフリクトが解決できないから。
目から鱗の指摘がたくさんありますが、特に前半部分の考察は経済学者や哲学者の先生よりもすっと入って来ましたが、後半部分はちょっと理想論っぽくてその通りになっていくかは分かりません。
なにはともあれ、若い人に是非読んでもらいたい本です。

竹蔵

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Star Wars The Last Jedi

http://starwars.disney.co.jp/

言わずと知れたスターウォーズの最新作 エピソード8。
ネタばれをしないように書こうとすると何も書けない。
ということで、少しだけ感想を。
主題は世代交代でしょうか?
前半はちょっといじいじうだうだしますが、後半はスピーディに物語が進みます。
懐かしい再会があり、冒険があり、SFXも違和感なく楽しめます。
さて次のエピソードでは同盟軍はどう反撃するのか?楽しみです。

竹蔵

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ペンタゴンの頭脳

ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA (ヒストリカル・スタディーズ) 単行本(ソフトカバー) – 2017/4/20
アニー・ジェイコブセン (著),‎ 加藤 万里子 (翻訳)
単行本(ソフトカバー): 592ページ
出版社: 太田出版 (2017/4/20)
言語: 日本語
ISBN-10: 4778315715
ISBN-13: 978-4778315719
発売日: 2017/4/20

インターネットやドローン、GPSなど社会の発展に寄与してきた技術を数多く生み出した、国防高等研究計画局(DARPA)。
負の側面も含め、その歴史や関係者たちの物語が記されたノンフィクション本(2016年ピューリッツァー賞最終候補)です。
多くの資料が未だに公開されていないため、記載が薄い部分はありますが、水爆実験が想定の破壊力の2.5倍以上だったため、観測していた科学者や第五福竜丸などが被爆してしまったことや、イラン戦争におけるドローンの役割生物兵器の開発など、今まで知らなかったことも多く知ることができました。
一般的な「マッドサイエンティスト」のイメージからはかけ離れた冷静な科学バカによるとんでも発明も多くあるようで、結構恐ろしい。
IoTにより位置情報や画像認識がビックデータ解析によって実現しつつある現在、「1984」のような世界が近い将来訪れることになる可能性に思いを馳せながら、それを実現するのもしないのも人次第なのだなあと思っているうちに、汎用AIがそれを左右してしまう悪夢もあながち可能性が無いわけではないなあと思う、呑気な自分にちょっと驚く竹蔵でした。

竹蔵

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涙香迷宮

涙香迷宮 単行本 – 2016/3/10
竹本 健治 (著)
単行本: 370ページ
出版社: 講談社 (2016/3/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062199548
ISBN-13: 978-4062199544
発売日: 2016/3/10

黒岩涙香、「ああ無常」や「巌窟王」の翻案小説や推理小説の作者として認識していましたが、この本を読んで本業は新聞社の経営者兼エディタだったと始めて知りました。
そんな涙香の残した秘密基地(まさに昔子供のころに想像した基地)の暗号を囲碁の名人が解読していくお話です。
それに加えて、嵐の中でそこで起きる殺人事件が追加されます。
去年のこのミス一位ですが、物語自体はいまひとつでした。
でも、だが、しかし。
暗号がすごい!
いろは歌(ひらがなを一文字ずつ使った文章)の変形が四十八首出て来ます。
意味は無理くりというのも多々ありますが、それでも48ですよ!
その四十八首が暗号になっていて、それを解くと・・・
ということで、暗号好きにはお勧めしますが、推理小説としてはちょっと残念でした。

竹蔵

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